実際に、他地域における新改札・再開発事例でも、人流分散による収益減よりも、利便性向上による集客増の方が大きく上回る傾向が確認されています。また、今回の西口整備は、高齢化社会への抜本的な対応策としても大きな意味を持ちます。現在の飯能駅は、改札からターミナルビルを経由してエレベーターや階段を上り下りしなければならず、高齢者や体力の低下した方にとっては大きな負担です。西口改札の新設によって、段差を極力排除した、直接ホームにアクセスできる動線が確保され、高齢者にやさしい"真のバリアフリー駅"への第一歩となります。